こんにちは、Wです。
今回は、寿都町にある加工屋さん、小坂水産さんに伺いました。
加工屋さんは、お正月に向けて数の子や昆布巻きの準備、そして飯寿司にたらこと、今がとても忙しい時期。
そんな時期にもかかわらず、一日お仕事体験をさせていただきました。
お忙しい中、引き受けてくださった小坂水産さんに感謝、感謝です。
まずは社長に作業着など一式を貸していただき、前掛け(でいいのかな?)の着け方まで指南していただきました。

体が細い上に、大きな前掛けなので、何だか前掛けに巻きつかれているような。
その姿にどこかからひと言。
「昆布巻きみたい。」
作業着というものを着るとなると毎回思うのですが、やはりこういうものはもう少しガッシリしてるというか、ある程度恰幅がないと様にならんなあ・・・と。
でも、昆布巻きは言い過ぎかと(苦笑)
さて準備万端、いざ作業場へ。
そこに待ち受けていたのは!

数の子。しかも大量の。
この1箱で、僕が今までの人生で出会い別れて(食べて)きた数の子の総量、より確実に多い。
それが何箱もあるわけです。
この箱1つでいくらするんでしょう・・・とかいう雑念はひとまず除けておいて。
今回僕が体験させて頂いたのが、この数の子の箱詰め。
一緒に入っている木札には『特左』と書かれていますが、『特』は『特大』の『特』でサイズを表しており、『左』は数の子の向きを表しています。
数の子って左と右、向きがあるんですね。
太いほうが頭、細いほうがしっぽで、丸みがあるほうを手前にした時に、頭が左に来ると、向きは左です。
そういえば、箱詰めされている数の子って、左右対称にキレイに並んでいたなあ。
作業の仕方は、右から5本とって箱の右側に、左から5本とって左側に並べる。
これだけ聞くとすごく簡単に聞こえますよね?
もちろん難しいんです、これが・・・
大きさや形状の似ているものを揃えて箱詰めしていくのですが、一番難しかったのが、色の判別。
最初にやり方を説明していただいた時、おもむろに数の子を2本とって。
「例えば、これとこれは色が違うじゃない?」
手に持っている数の子、左は黄色、右は・・・黄色?
・・・はて???
でも良く見ると、確かに一方のほうが黄色が薄い、気がするかも。
とにかく色の差は微妙、しかも、ずーっと数の子を見つめていると、どんどん差がわからなくなります。
しかも、ずーっと数の子を見つめていると、どんどん差がわからなくなります。
どれ見ても、黄色、黄色、黄色。
これは色が薄い・・・かな・・・と、雲を掴むような作業。
慣れていないとはいえ、もっとサクサク進めていくことを想像していましたが、これはなかなか時間の掛かる作業です。
ところが、僕は同じようなのを見繕って並べているだけですが、他の人たちは同時に重さもチェックしています。
じゃあ僕の詰めたものの重さはどうなっているかというと、僕は残り1本分のスペースを空けて他の方に渡します。
そして、その残り1本で重さを調節していただいていたのです。
それでいて、重さを気にしていない僕よりも作業スピードが速い!
この判別の速さはもはや『技』。
それから、行ってみて意外だったのが、作業場の雰囲気の明るさ。
加工場というものは流れ作業で黙々と・・・というのが僕のイメージでしたが、全くその逆。
中国から来ている研修生の方と、地元のお母さん達の会話はまさに母子のようで、自然と笑いの起こる、アットホームな場所です。


単純作業に、思わず口も開かず黙々と数の子と向き合ってしまいそうですが、僕もその雰囲気に自然と笑みがこぼれました。
そして、そうしながらもテキパキと手は動いているのがすごい。
皆さんは僕以上に色んな作業を同時進行でやっているのに、です。
こういう雰囲気作りも含め、プロの仕事、その言葉がピッタリだなと思いました。
きっとこの雰囲気も、数の子の最後の味付けになっているのやもしれません。
今回は数の子を箱に並べるまででしたが、この後これが包装され、店頭そして食卓へ並びます。
僕が並べたあの数の子も、お正月には誰かの口へ、もしかしたらあなたの口へ?
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今回伺ったのは・・・
マルイゲタ小坂水産
〒048-0404 寿都郡寿都町大磯町187
Tel:0136-62-2080
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